缶サット班で体験したこと

・1年生

 宇宙研に入った時に、部長から班の説明を聞いてとりあえず缶サットとロケットの両方に入ったのが始まりだったけど、缶サットとロケットの活動日が被ってて、ロケットにあんまり興味がなかったのと、最初に缶サットに行ったことが原因で缶サットに入ることになった。

 最初のアイデア出しとかは良かったけど、夏休みぐらいから作業が始まると何をしたらいいかわからず、ほとんどぼーっとしてたりスマホを見てたりしてた。先輩にやることがないか聞いてもほとんどやることがなく、先輩側もこっちに全然作業を振らないで一人で抱え込んでた。まぁこのままじゃ部活に行く意味があんまりないなって思ってたけど惰性で行き続けた。正直この時に部活をやめとけばよかったと今となっては思う。

 そのまま先輩が作業を全部やって大会が終わると今度は全く何も活動しなくなった。それで冬休み前ぐらいに「このままだと何も知らないまま来年も缶サットやることになるんじゃね?」って思って、ラズベリーパイの勉強を冬休みから始めて、春休みはPythonを勉強してって感じだった。

 

・2年生前半

 2年生に上がって初めの部会で「今年は缶サットのリーダーやってね」っていきなり言われて、確か一回食い下がったけど、3年の先輩が高実で忙しいからって理由で結局リーダーをやることになった。この時「この人たち俺がラズパイとPython触ったとこあるの知らないはずなのになんでリーダーやらせるんだろ」って思った。

 大変だったのはここからで、リーダーになったものの、マイナーな大会だからか、大会の情報が全然自分の所に来なくて、大会までの予定が立てにくかった。顧問の先生はちょっと情報知ってたみたいだけど、大会に関して詳しいことはそもそも決まってなかったらしい。

 それから、何か缶サット班で活動を始めようとしても色々変なこだわりとかやり方を当時4年の先輩(部長)が言って来た。

 リーダーを勝手に任せたくせに、俺がリーダーをする覚悟を決めた途中から色々言って来たのはちょっとずつストレスとして溜まってたと思う。でも、言い返さなかったのはその人が優れた人だと思ってたから。だけど、後から考えるとその人の良いところはその人が実際にリーダーをしている時しか効果が発揮されず、それ以外だと害なんだってことに大会が終わってから気づいた。

 

 そんなこんなでストレスが溜まってた時に夏休みの物品購入で事件が起こって鬱になった。

 事件の発端はまず、物品購入するのに先生にお金を立て替えてもらう許可をもらったところから始まる。

 許可をもらった時に「じゃあ商品のリンクと個数を教えてください」と言われた。それで5万円分くらいの希望を出した。その返信で「なんでこれが必要なんですか?、部長と会計に相談して下さい。」ってccに部長と会計さんのメアドとつけて返された。実はこの時商品を早く買わないと機体の作成が遅れるからかなり焦っていた。

 その後、部長がlineで部長、会計、自分の三人のlineグループを作って商品を選んだ理由と後いろいろ細かいことを教えろと言って来た。

 商品を早く買わないといけないのに細かく説明した書類を求められるのはかなりストレスを感じた。

 さらに、この時自分は、初めての缶サット開発でラズパイとPythonに苦戦して、朝起きてから夜寝るまでずっと開発をしていたので、ストレスが限界を超えて鬱になってしまった。(あと人間関係のストレスは開発の過労の何倍も大きいストレスだった)

 このとき、「先生は商品のリンクと個数しか聞いてこなかったのに何で突然買う理由を事細かに聞いてくるんだ、さっさと払ってくれ。」って思って先生のことがちょっと信用できなくなった。

 また、購入理由を適当に答えたら部長から「こんなんだから最初、先生は買ってくれなかったんじゃない?」とか言われて、イラっときて、部長と仲たがいした。

 一応こういった事務仕事を他の人に任せることも考えたけど、ほかの人に任せると注文が遅くなる可能性が高かったから自分でやることにした。

 

・大会当日

 ソフトウェアの方は順調に開発できたけど、この事件が原因で部品の発注が結果的に一週間ぐらい遅れて、機体テストがまともにできなかった。

 それから部長が缶サットのロケットをまじめに作らないようにロケット班をそそのかしたことも相まって(そもそもコロナの影響で時間も少なかったが)、大会本番ではロケット発射で失敗し頑張って作った缶サットが動くところは見られなかった。本当に残念だった。

 

・2年生後半

 ついでにこの年は後輩にプログラミングやりたい人がいなくてプログラミング技術の継承はできなかった。

 

久しぶりに思い出したけど本当にひどい話だなぁ

・3年生

 新入生が入ってこなかったら缶サット班をつぶそうと思って部会に出た。結果としては2年生が二人入ってきて、一応続けることになった。

 大会準備が始まって、新しく入ってきた子にwebサイトに書いてあることをやってもらうだけの比較的簡単そうなタスクを振った。が、コロナの影響で大会準備までに十分に教育できてなかったことが原因で2年生の子たちはうまくタスクを終わらせられなかった。

 結局大会はなくなったけど、難しいタスクを初めに投げたせいか新しく入ってきた子達は活動日に50%ぐらいの確率でしか来なくなった。

 新しく入ってきた子が活躍できる場を作れなくて申し訳ないなと思った。ただ、ほかにやる事がいっぱいある中で自分は頑張った方だと思う。

・4年生

 次期リーダー候補の1年生の時からいた後輩が缶サットを辞めることになった。まぁ彼も忙しい人だったから仕方ないと思った。

 そして、2022年度初めの部会で缶サット班の終わりを新部長に伝えて、缶サット班は宇宙研からなくなった。

 まぁもともと去年終わらす予定だったから悲しくはなかった。